年収って業界で決まるって?ホント?稼げる業界を見つけて転職で年収アップを狙おう!
年収は誰もが気になる話ですよね。
僕自身、年収を上げるために転職を何度かしましたが、年収ってかなり業界によって違います。
結論、年収って業界で決まります
稼げる業界もあれば、その逆もしかりで、同じような能力なのに稼げる業界にいるだけで、高い年収をもらえます。
なので、この記事では稼げる業界についてまとめて解説します。
年収ってホントに業界で決まるのか?
日本人の平均年収は、国税庁が発表しており以下のようになりますね。
給与所得者数は、5,270万人で、その平均年収は「443万円」
男性→3,061万人/平均給与545万円|女性→2,209万人/平均給与302万円
出典:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
これだけ見ると「500万円くらい稼げばいいっしょ」みたいな感覚になりますが、年収の高い業界にいれば余裕でこのくらいの年収は稼げます。
年収を高くするための誤解としては、以下のようなものがあります。
- 年収を高くするには、激務で残業・休日出勤が基本!
- 医者や弁護士などのような特殊な知識・スキルが必要
- 資格を持ってないと年収が上がらない
といった、とにかくめっちゃ働いて稼ぐか、とにかく勉強して特殊な知識・スキル・資格を身につけていくしかないと思いがちです。
実際に、医師や弁護士といった職業は年収高いです。1000万円超えることもザラです。
その分の努力もされているので、相応だとは思いますが、その逆で一生懸命に働いても年収300万円といった人もいます。
ホワイトカラーとかブルーカラーといったりもしますが、頭を使う仕事なのか、体を使う仕事なのか、によっても変わります。
一般的にはホワイトカラーの業界が年収が高い傾向にあります。
ここまでで、やはり業界によって年収が変わってきそうなことが少しは感じ取っていただけたかもしれません。
年収は業界によって決まる!ことを裏付けるデータ
それでは、具体的にどんな業界が年収が高いのかデータを見ていきましょう!
業種別の年収データ(国税庁)
国税庁が毎年調査しているデータとして「民間給与実態統計調査」というものがあり、14に分けた業界の平均年収を発表しています。
業種 | 平均年収 |
---|---|
電気・ガス・熱供給・水道業 | 765万円 |
金融業・保険業 | 596万円 |
情報通信業 | 582万円 |
製造業 | 481万円 |
建設業 | 474万円 |
日本の平均年収 | 443万円 |
学術研究・専門・技術サービス業、教育・学習支援業 | 399万円 |
不動産業、物品賃貸業 | 388万円 |
運輸業、郵便業 | 386万円 |
医療・福祉 | 339万円 |
複合サービス事業 | 339万円 |
卸売業、小売業 | 320万円 |
サービス業 | 308万円 |
農林水産・鉱業 | 248万円 |
宿泊業、飲食サービス業 | 175万円 |
出典:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
これを見ると、上位3つは、
- 電気・ガス・熱供給・水道業|765万円
- 金融業・保険業|596万円
- 情報通信業|582万円
となり、大きく平均年収を超えている業界だということがわかります。
その逆で、下位3つは、
- サービス業|308万円
- 農林水産・鉱業|248万円
- 宿泊業、飲食サービス業|175万円
となり、宿泊業・飲食サービスはコロナ禍の影響を反映している結果となっています。
業種別の年収データ(転職サービスdoda調査)
転職サービスを提供するdodaが利用会員のデータをもとにまとめた「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」を発表しています。
こちらランキングのため、上位10業界になりますが、
業種分類 | 平均年収 |
---|---|
金融 | 454万円 |
メーカー | 453万円 |
総合商社 | 446万円 |
IT/通信 | 436万円 |
建設/プラント/不動産 | 421万円 |
インターネット/広告/メディア | 412万円 |
専門商社 | 411万円 |
メディカル | 400万円 |
サービス | 366万円 |
小売/外食 | 351万円 |
2021年9月~2022年8月の1年間にdodaサービスに登録した人のうち、20歳から65歳まで約56万人の年収データをもとに集計されています。
出典:doda.jp
この中でも上位4つの業界は、
- 金融|454万円
- メーカー|453万円
- 総合商社|446万円
- IT/通信|436万円
となり、稼げる業界と言えるのではないでしょうか。
稼げる業界トップ3
稼げる業界は以下のようになります。
このあたりの業界で就職・転職することができれば、今後の年収に大きく影響すると思います。
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 金融業・保険業
- 情報通信業
電気・ガス・熱供給・水道業
電気・ガス・熱供給・水道業とは、電気やガス、熱、水を供給する事業、または汚水や雨水の処理などの仕事です。
インフラ設備のため、人々の生活に必要な公共事業であり、安定性の高い業界と言えますね。
金融業・保険業
金融業界と言えば、銀行のイメージが強いですよね。半沢直樹でも東京中央銀行でしたね。
金融業は銀行・証券など、保険業は生命保険・損害・火災保険などになります。
情報通信業
情報通信業とは、放送業や通信業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業などです。
なので、テレビ局などのマスコミとか、携帯キャリア、ITコンサルなどになります。
このように、
- インフラで安定している業界
- 大きなお金を動かす業界
- 市場の成長スピードが著しい業界
などが年収を上げるポイントになります。
自分の市場価値を把握するには?
稼げる業界がわかったところで、現状の自分の市場価値ってどのくらいあるのか知りたい方もいると思います。
そんなときにおすすめなのが、転職スカウトサービスを利用するということです。
転職スカウトサービスに履歴書と職務経歴書を登録すると、
- ヘッドハンター(人材紹介会社)
- 企業の採用担当者(人事)
といった人から連絡が入るようになります。
僕自身、「ビズリーチ」をメインで利用しています。
自分のキャリアに合うスカウトが届くようになり、職種や年収などの情報が手に入るため、市場価値を把握できます。
また転職エージェントに相談すると、今までのキャリアに応じて、転職できる可能性があるかも含め相談にのってくれます。
市場価値を知るためにもまずは登録してみてもよいかと思います。
まとめ
国税庁や転職エージェントのデータをもとにいろいろ解説しました。
結論、年収って業界で決まります
稼げる業界は、成長している業界とも言えるので、その成長に合わせて自分自身のスキルや学びも多くなります。
その経験が、自分の転職市場での価値を上げてくれるので、その稼げる業界に身を置きながら、キャリアアップを狙っていきましょう!
平均年収だけでなく、年収中央値をみることも大事なので、こちらの記事も是非ご覧ください。